・           vol.97  2010/7/1
【エコツアー・スペシャリスト】【現地旅行代理店】
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南アフリカ/南部アフリカに関する最近の話題とオススメ・ツアーを御知らせするメルマガ
(毎月一回発行)

 こんにちは 皆さん 

*大統領ズマの2番目の妻が不貞を働いたらしい!現在妊娠中の子はズマの血ではなく、つい最近自殺したボディー・ガードの血を引いている、との暴露記事が投稿され、ズマは緊急家族会議を開いて密告者の糾明に努める。家族会議の内容は非公開。
夫ばかりではなく、その妻も同等の権利を発揮して婚外活動にふける!?

*ANCの青年団体の内部抗争が激化する。国際司法裁判所にさえ訴えられたモーター・マウスを駆逐して、団体の威厳を取り戻そうと、反対派が狼煙を上げる。
どの様な結果になるかは分からないが、内部からさえ批判が噴き出した事で、モーター・マウスはその馬鹿げた言動を抑制せざるを得ない。

*サッカー・ワールド・カップに参加するギリシャ・ティームが滞在する高級ホテルで盗難事件発生。
又ニュージーランドの記者は武装強盗に機材や現金を奪われる。

*国家公務員の組合は政府の提示した給与体系を拒否し、サッカー・ワールド・カップ開始二日前にストライキの可能性に言及。組合指導部は30日間はストライキをしないとの声明発表。
一方独占電力会社の労組も15%の賃上げを要求して、ワールド・カップ中毎日会社と交渉中。

*サッカー・ワールド・カップ開始三日前に運行開始された高速地下鉄は上々の評判で、問題なく営業中。
どうして南アフリカでは全ての企画がこの例のように上手く行かないのか、との慨嘆しきり。

*サッカー・ワールド・カップ開会式前日から町はお祭り気分で、開始日は、スタディアムへの道路は混雑して開会式を見逃した人も多く出たが、一般道路では午後三時頃から殆どの車が路上から消える。お陰で悪評高いジョハネスバーグの交通渋滞は一変して、正月元旦の朝よりも道路が空いていた、との評。
しかし前夜祭に参加したネルソン・マンデラの曾孫は交通事故で死亡。そのため寒風吹きすさぶ冬のスタディアムに出席するかどうか危ぶまれていた92歳になる衰弱気味のネルソン・マンデラは開会式出席を取り止める。

*サッカー・ワールド・カップが滞りなく開始された事に依って、これまでの南アフリカに対する否定的な世界意見を覆し、アフロ・ペシミズムに終止符を打ったとの昂揚した意見が多い。
スタディアムの新設改装ばかりでなく、フリー・ウェイの新築拡大、空港の新設改築、高速地下鉄の施行等の予定通りの建設や、スムーズな試合開始に至る諸手続きの履行は南アフリカを開発途上国から先進国に一歩も二歩も近付けた、との自画自賛的な意見が多く聞かれる。
1994年の国民総選挙実施に続く、南アフリカ二番目の奇跡とさえ呼ぶ人もいる。

*開会式直後の第一試合でFIFAランキング83位の南アフリカ・ティームが14位のメキシコと互角に戦った事は、国民の士気をすこぶる向上させ、突然世の中が明るくなった様な雰囲気。
スタディアム内ばかりではなく、至る所で南アフリカ特有のヴヴゼラがやかましく吹き鳴らされている。

*ヴヴゼラは音を出す方は楽しめるが、それを間近で聞かされる方は苦痛を感じる事もある。特にテレヴィの視聴者は解説者が何を言っているのか聞き取れない事がしばしば。
そこでフランスの放送局はヴヴゼラの音だけカットして放送する事に成功。BBCも同様の処置を考慮中。
ヴヴゼラは南アフリカの発明であるが、例に依って一番儲けたのは中国商人。

*1995年に南アフリカがタイトルを獲得したラグビー・ワールド・カップと今回南アフリカが主催国となったサッカー・ワールド・カップを比較した面白い記事:
1995年には白人主体のティームに一人だけの黒人がいたが、今回は黒人主体のティームに一人だけ白人が含まれている。
1995年の黒人選手は白人女性と結婚したが、今回の白人選手は黒人女性と結婚している。
そして両選手共二人の子持ち。過去15年間に如何に民主主義が浸透し、南アフリカ社会が正常化して行きつつあるかの明白な証拠。

*又如何に国民に差があるか、如何に国民が分裂しているか、と言った調子の意見が日常的であった南アフリカで、今回初めて我々のティーム、といった共通意識が生まれ、国民が一丸となって一つの目的に集中することが出来た事は今後の南アフリカ社会に非常に重要な良い貢献をするだろう、との識者の意見。

*サッカー・ワールド・カップのダーバン・スタディアムでは警備員が約束された日当をはるかに下回る給料しかもらわなかったとしてデモを掛け、暴動鎮圧用の警官隊と衝突する。
一日R1500の約束がたったR190に値切られたとの事。FIFAと契約した地元の警備会社の責任ではあるが、そんな会社と契約を交わしたFIFAはノー・コメント。
続いて、ジョハネスバーグとケープ・タウンのスタディアムでもストライキが発生。そのため政府は民間の警備会社を罷免して警察官を警備に使う事にする。
ところが、契約では警備はFIFA自体の責任なので、警官使用に伴う1億ランドもの余計な費用を誰が払う事になるのか問題視される。
又十分な警察官がいないので、未だ訓練中で暴動に対応した事の無い未熟な警官を使う事は、何か発生した場合の最終責任の所在が不明。
これらの問題点に就いてFIFAは沈黙を続ける。

*又スタディアムの施設そのものは立派だが、内部のサーヴィスに不満が高い。
会場内で売られているたった一種類の米国製の不味いバドワイザー・ビールとバターも塗ってない形だけのホット・ドッグがそれぞれ市場価格の3倍もの高額で売られている事に反発が高い。
一般観戦客の65%、南アフリカ人観戦客の75%が高過ぎる入場券に反発している事も判明。

*今冬は冷え込み、最低気温零下5℃、最高気温10℃を含め、零下以下の日が続く。
恐らく寒さに慣れないブラジル・ティームは余りの寒さに萎縮したのか、北朝鮮とあわや引き分け、と思えたが、終了寸前にやっと2対1で切り返す。
この寒さで、ケープ・タウン北方の沖合いの島のペンギンの幼鳥が数百羽凍死する。

*その北朝鮮ティームは記者会見も開かず逼塞していて、ジャーナリストの嘆きの種。
3百人程の応援団がいるが、雇われた中国人ではないか、との噂も。
又予定されていた5人の先発メンバーが見えず、代りの選手がプレーしているので、亡命したのではとの噂も広まる。韓国大使館は何の連絡も無いと否定。

*夜の商売をしている女性達は予想に反して全くの見込み違いであった、との意見。
各ホテルは警戒を厳重にしているので殆ど入り口で追い返され、厳寒の路上を歩くのも、それを拾う人もまばら。
又サッカー・ファンはサッカー以外の事に興味が無いように見え、タクシー運転手も折角女性を送りつけても、値段で折り合わず、彼等もあがったりとの事!

*南アフリカ・サッカー・ティームは、開催国としては第一次戦で敗退する最初の国としての不名誉な記録を作って戦線から退く。
ウルグァイに許した3失点が大きく影響したもの。しかし嘗てのチャンピョン、フランスを2−1で破り、有終の美を飾る。
83位にも拘らず、良くやった、と言うのが一般国民の反応。

*ドイツ国民は南アフリカに否定的な見方をしていて、ドイツの旅行会社が嘆く程観戦者数は低かったが、永年の宿敵イングランドを破ってからはルフト・ハンザは連日満員の盛況で、大量のドイツ人が南アフリカを訪問しているとの報道。

*過去のワールド・カップと違う一般大衆の熱狂的な反応(南アフリカ・ティームの敗退後でさえ)に刺激され、又連日の報道で真相が明らかになった、予想していた不測の事態や犯罪が殆ど発生しない現地情勢に、「そこにいた」と言う体験を期待するヨーロッパ人やアメリカ人が急増中。

*米外交専門誌「フォーリン・ポリシー」は北朝鮮の金正日総書記を「世界最悪」の独裁者に選んだ。
ジムバブエのムガベ大統領は2位。

*サッカーと経済の関連(経済紙から)
**もしスペインかポルトガルが優勝したら: ユーロを買う。スペインの対外負債はギリシャのそれとは比べ物にならない程巨額でEUは救済しようが無い。そこで国民が歓喜している間に緊縮財政が国会を通過してユーロが救われるから。
**もしドイツが優勝したら: ユーロを売る。自分の実力を改めて再認識し、どうして地中海沿岸諸国の様な怠け者と一緒になっていたかに気付き、EUから脱退するので、ユーロが暴落するから。
**もしブラジルが優勝したら: BRICの株を買う。BRICのBしかワールド・カップに参加していないが、BにつられてBRICが買われるから。
**もしアルゼンチンが優勝したら: 原油や鉱物資源の株を買う。予測不可能なマラドーナに率いられるティームが勝つ事は、経済も予測不可能なので、安全のために資源を買っておく。
**もしイングランドが優勝したら: ポンドを買う。イギリス人は逆境で強みを発揮する傾向があるので、ポンドが上昇するだろうから。
**もしアメリカが優勝したら: アメリカン・フットボール、バスケット・ボール、ベース・ボール関係の株を売る。世界中で行われているサッカーでアメリカが優勝するまでに上達すれば、アメリカでしか行われていないスポーツは凋落するから。
**もうその可能性は無いが: もし南北朝鮮が決勝戦に臨むなら、第二次朝鮮戦争が勃発する。
**サッカー・ワールド・カップで活躍する国と、現在の不況下でのその国の経済状態が良く似ている。先進国ではドイツと日本だけが残り、南米は突出している。経済も大体それに近い。

*サッカーで浮かれている間に国家財政がどうなっているか皆知っているのであろうか?或いは知っているからこそ、サッカーで浮かれているのか?
増加する一方の財政支出と減少するばかりの税収
債務

日本の人口の22%以上が65歳以上であるが、年配になるほど投票率が上がり、若者は政治に無関心の傾向が強いので、実質的には老年人口の投票率は全体の50%に近いのではないか。
年配者からの国家援助の要求は増加するばかり(国が何かするべきだ!)で、政治屋はその地位維持のために年配者の意見を無視出来ないので、財政負担は更に増加するだろう。
幸いな事に対外債務はGDPの2.5%にしか過ぎない。しかし老齢世代の政府債売却は増加するので、国債の繰り延べは年々困難化する一方。
これらの事情を熟知している諸外国への債権国外販売は至難の技。
管新総理は問題を認めてはいるが、何処までやる気があるやら。
利率
現在国債の利率は1.5%に抑えられているが、仮にそれが3.5%まで上昇したら、税収の全ては利息払いに振り当てられなければならない!従って、公定歩合は半永久的に上がらないだろう。


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